欧風カレーは結構めんどくさいと思っていた。
インド風のチキンカレーは玉ねぎをガンガン強火で炒めてメイラード反応を起こさせてきつね色にしたので、
そこまで手間がかからず、放っておいても簡単にできていましたが、
欧風カレーは焦げ付き厳禁だと思っていたのでちょっと敬遠していました。
けど、玉ねぎの切り方を工夫すれば、
結構簡単に脱水が出来ておいしいカレーができたので、
紹介したいと思います。
付け合せはモロッコサラダにしましたが、
こちらもちょっとしたコツでだいぶ食感が変わるので、
是非試してみてください。
簡単な欧風(ホテル)カレーの作り方
手間をかければもっとおいしくできると思いますが、
家でもできる簡単さをモットーに作ったので、
かなり手抜きをしている部分もありますが、
十分おいしいと思うので、そこらへんはご勘弁を。
材料 (4人前)
- タマネギ 2つ
- サラダ油 大さじ3
- 塩 分量外2つまみくらい
- 小麦粉 大さじ1
- カレーの素
(クミン・コリアンダー大さじ1、ブラックペッパー・ターメリック・チリパウダー小さじ1) - コンソメスープ(あればチキンブイヨン)400ml
- 牛肉 500g
- 塩コショウ 適量
- 赤ワイン 100ml
- ブルーベリージャム 小さじ2
- ウスターソース 小さじ1
- バター20g位
- ガラムマサラ 小さじ1
です。
そこまでそろえることが難しい材料はないので、
家にあるもので何とかなると思います。
作り方
まずは飴色玉ねぎを作っていきます。
今回はなるべく玉ねぎの原型をとどめないくらいに炒めていくことと、
飴色を通り越してこいブラウンを目指していくことが目標なので、
タマネギが脱水しやすい形にしていきます。
なので、通常ではみじん切りにするタマネギを今回はスライスにしてみて、
火が通りやすい形にしてみました。
油を敷いたフライパンにスライスの玉ねぎを入れ、
分量外の塩を2つまみくらい入れ、
脱水を促します。
最初は強火で、
ある程度放置しておいてもいいですが、
色が変わっていくにつれて、行き過ぎた焦げを防止するために、
火を少しずつ弱くしていきます。
途中水を差しながら炒めると、
適度に鍋の温度が下がり、じっくりと炒めることが出来ます。
大体15分くらい炒めると下の写真くらいには玉ねぎが茶色くなります。
(玉ねぎ2つ分がここまで小さくなります。)
次に玉ねぎに小麦粉を加えて、
火を弱火に落として3分くらい炒めていきます。

小麦粉が炒まったら、カレーの素を入れ、さらに3分くらい炒めてカレーの香りを出していきます。

こんな感じでまとまってきます。

スパイスに火が通ったら、
コンソメスープをまずは半分入れて、
カレーの素を伸ばしていきます。
火があらかた通ったらもう半分のコンソメスープを入れます。

それとほぼ同じタイミングで、
牛肉を焼いていきます。
あらかじめ適度な大きさに切っておいて、
塩コショウをして常温に戻しておいた方がおいしいです。
強火で焦げ目をつけるように(この焦げ目が上手いです。)焼いていきます。
反対側も焼いて、
赤い部分がなくなったら(のちのち煮込むので、少し赤くてもいいと思います。)
赤ワインを入れて、
鍋肌についたうまみを溶け込ませながら、
アルコールを飛ばしていきます。
(フランベして飛ばしてもいいですが、100mlだとまあまあ燃えて場合によっては危険です。
周りに火の移るものが無いか確認をして、気を付けて自己責任でお願いします。)

見た目は少し悪いですが、
美味しさがワインに溶け込んだ状態です。

牛肉とワインをカレー鍋に移し、
なじませます。
ブルーベリージャムとウスターソースを入れて、
蓋をして30分煮込みます。
途中なべ底に玉ねぎ等がくっつかないように何回かかき混ぜてください。
その後蓋をあけて、30分煮込み、
最後にバターを加え、ガラムマサラで味を調えて完成です。
つまり合計60分は煮ていることになるので、それなりに時間はかかりますが調理開始時間を見誤らなければ煮ている間にもう一品作れるし、洗い物もできるのでトータルで台所に立っている時間は短くなると思います。
モロッコサラダの作り方
材料(4人分)
- きゅうり 1~2本
- フルーツトマト 3~4個
- 赤タマネギ 1個
- パクチー 2株くらい
- クミンパウダー 小さじ1/2
- 塩 適量
- ブラックペッパー 適量
- オリーブオイル 大さじ2~3
- レモン汁 大さじ3~4(お好みで)
作り方
基本的には野菜をすべて細かく切って、残りの材料を混ぜ合わせて冷蔵庫で冷やして、
味をなじませるのですが、
きゅうりとトマトの水分をどのように処理するかが問題です。
普通に切ってしまうとどうしてもべちゃべちゃしてしまうので、
胡瓜は半分に切った上でスプーンで種の部分を掻き出すように取り除くことで、
固くて歯ごたえのいい部分だけが残ります。
トマトも種の部分を取り除いて、
皮と身の部分だけを使うことがおいしく作るポイントです。
ちょっともったいない気もするのですが、おいしく作るためには仕方ないです。
(種の部分はふつうに食べることが出来るので、作りながら食べてください。)
こんな感じになります。
カレーもサラダもだいぶ見栄えが良くできました。
ご飯は水を少な目にして固めに炊いた方が、
カレーとの馴染みが良くておいしいです。
あまり難しい行程もなくて簡単にできるので、
是非試してみてください。

旨味の奥にスパイシーさが感じられてめちゃめちゃうまいです!
市販のルーほど小麦粉が多くないので、食べてすぐ洗えば水流でカレーを流すこともできて洗い物もとても楽チンです。
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